2013年8月29日木曜日

第6回入棺体験会を行いました

8月27日に、第6回となった入棺体験会を行いました。

当日急に体調を崩された方がいたこともあって、今回は初めて参加者は男性だけでの会になりました^^;
また、テレビ東京さんの取材が入り、来場して息をつく暇もなくカメラの前でインタビューされた方もいらっしゃいました。



皆さんが集合してからは葬儀の現状と棺についての説明、自己紹介を兼ねてなぜこの会に参加したのかを各々発表して頂きました。


全員が発表を終わった後には、お一人ずつエコにやさしい棺(コフィン)「エコフィン」に入りました。






終了後は、お一人ずつ感想を述べるなどディスカッションを行い、今回も重みのある感想をたくさん頂きました。
その後は全員参加の懇親会に繰り出し、さらに親交を深めました。

参加頂いた方からの感想です。
  • 入棺体験は、すぐには言葉にならないまま数日が過ぎましたけれども、あの、真っ暗で身体一つ入るだけの空間にじっとして、外の音に耳を澄ましているというのは、何か心地よさを感じる時間でした。3分間と決めてそれぞれ順番に入るのですが、あっという間の時間です。もっと入っていたい気持ちも残りました。入棺セラピーなんていうのも、多忙で情報過多で居場所がない現代人には、受け入れられるのかも知れないなと思いました。
  • サイズの関係で、足を伸ばせなかったため、力を抜くことができなかったことで、生きているとはこういうか、と再確認できた。またダンボール製棺の存在を初めて知り、お葬式に関するあれこれを改めて考えるいい機会になりました。
  • 1つめは、棺の中は予想以上に落ち着く空間だったと感じました。完全な闇の中で安らぎというものを体感できました。2つめに、五感が研ぎ澄まされる中で、とてつもない淋しさを感じました。このような体験を通して、逆に生き方や在り方を再認識するとても貴重な経験となりました。ありがとうございました。
  • 棺が自分のサイズに合わずに窮屈だったことです。私たちが社会のなかで生きるなかで、社会が定めた「価値観」「常識」が窮屈なのと同じようなことを感じました。改めて、自分が本当に思っていること、感じていることを大切にしたい、と思いました。
  • 暗闇の中で3分間過ごしたが母の思い出や祖母たちのことが走馬灯のように思い出されました!
  • 遺影を用意して、棺に入るということと、自分の葬儀であることを意識してみました。再入棺でしたが、先回よりも強く自分の「死」を意識してみるようにしました。もっと悲しい、さびしい、あるいは怖いと思う気持ちになるのかなと思っていましたが、それでも心地よさは先回と変わりませんでした。自分のことを語っている集まった人の声も一切邪魔にならず、むしろ心地よく響いていました。かなり「死」を意識してみましたが、結果は一種のヒーリング空間でした。

見聞きする事も大事ですが、一度の体験はより大きな影響があると思います。
毎月開催していますので、タイミングが合えばぜひ(^_-)-☆

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