2015年5月27日水曜日

ついに25回目、今回も盛り上がりました

5月18日に25回目となる、入棺体験会@西麻布を開催しました。

前回は、参加者の皆さんが開始時間になっても誰もいないという状況だったのですが、今回は6名全員が7時前に集合されました。

普段は遅れて来る方を気にしながらプレゼンを開始するのですが、最初からビールを飲んで落ち着いて会を開始しました。
今回のメンバーは少し大人しめな方々が集まり、静かな出だしとなりましたが、今回もリピーターの方が1名参加され、いい雰囲気の中進みました。

私から、父の死からのきっかけで、このイベントを開催するに至った経緯などをお話ししましたが、皆さんすごく納得しながら聞いて頂きました。
その後はお一人ずつ自己紹介と、イベント参加のきっかけなどをお話いただいたのですが、人となりが分かることによって、さらに場が和んだ気がしました。





エコフィンラボの田畠さんから、葬儀のあり方、葬儀の自然環境への負荷などのお話を頂きましたが、皆さん今まで気にもしていなかった現実を真剣に受け止めていました。


お話が終わった後は、1人3分ずつの入棺体験。
少し物怖じする方もいらっしゃいましたが、順番に体験していきました。








全員体験した後の感想シェアでは、各々の気付きや過去の体験などですごく盛り上がりました。
やはり、普段話しをすることが無い死や葬儀などの話題や、全員が体験によって気付いたことをざっくばらんに話せる環境が、皆さんに好評なんだなとあらためて実感しました。

すっきりと生まれ変わった方も一緒に、記念撮影をしてイベントは終了。


参加者全員で、懇親会に繰り出していきました(^^)

毎月開催していますので、ご興味がある方はぜひ(^_-)-☆

今回の参加者の方々の感想です。

  • 率直な感想は「意外に広くて空気がよい」でした。棺桶そのもののイメージが閉塞感、暗い、くさい、怖いというネガティブなものばかりでしたのでかなり覆されました。
    ここなら安心して寝れるなと。また自分を見つめ直すのにはもってこいだなと思います。入ってしばらくは遊園地気分で素材や空気感のことばかり見ていましたが、しばらくすると「あっ、私まだ死ねない」とふと思い、「明日からまたがんばろう」と思うようになりました。
    エコフィンも段ボールの感覚はまったくなく、言われなければ普通の木材のように思いました。環境に配慮した物としてこれからもっと認知度があがってほしいなと強く思います。
    問6で「ややそう思う」を選択した理由は、友人には気兼ねなく勧められますが、体験とはいえ親が入っている姿はあまり見たくないし見せたくないのが本音です。自分の最期を自分で考えて、自分で用意した形で最期を迎えられるのが理想だと思います。


  • いくつかありますが、
    ・サイズ感がほどよく思ったより快適でした(笑)
    ・棺に入って閉められるところが、ちょっと怖かったです。
    ・棺の外から聞こえるみなさんの声や笑い声が心地よく、亡くなられた方もこんな感じで集まった方の声を微笑ましく聞いているのかなぁというイメージを持ちました。
    ・知り合いや友達や家族とかと死に関して話すことってなかなかないので、参加された方達とこのようなテーマで話ししたり、体験を共有できるのが嬉しかったし、懇親会も楽しかったです。


  • 今回自分が死んだ後のことを考える良いきっかけとなりました。棺桶の中で聞くみなさんの笑い声に安心感を覚えたり、沈黙に不安を感じたり、死んだ人の気持ちってこうなのかな、と考えたりしました。


  • 棺の中は安堵感と不安が入り混じる不思議な空間でした。狭くもあり、広くも感じるまるで異次元。それはその時の自分が生に対して感じている想いによって変わるのかなと感じました。正直死んでからの世界には懐疑的ですが、自分が死ぬ時、棺が心地よく感じられるよう、精一杯生きようと思いました。また遺された大切な家族や仲間に、自分が何を遺せるかも、真剣に考えたいと思いました。本当に良い体験でした。ありがとうございました。


  • とても貴重な体験でした。真っ暗な箱に入るということは、日常でないことなので、不安な部分もありました。入ってみると、不思議と落ち着き、遠くで聞こえる声や音楽が心地よかったです。亡くなった方は分からないのでしょうが、棺の中に入れる見送る側としては、亡くなった方をどのような状態にするのかを知っておく方が、よい見送りになると思うので、体験会は必要だなと思いました。貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。


  • このくらいの人数だと一人ひとりが印象に残っていいですね。毎回雰囲気が違うのでその都度、楽しいです。