2013年11月20日水曜日

TV取材付き、第9回入棺体験会無事に終了!

ちょっと間が開いてしまいました^^;

11月19日に、第9回入棺体験会を実施しました。
今回は、テレビの取材があるとの事でしたが、クルーが諸事情で到着が遅れるとの連絡があり、最初はいつもと同じような雰囲気で始まりました。

会場が狭いこともあって、いつもより定員を1名減らしたのですが、結果的に身体の大きい方がお二人いたので、あまり変わらない感じでした^^;

いつものようにビールとおつまみで少しお腹を満たしながら、この会の趣旨やなぜ行うようになったのかを私からご説明しました。
その後は、参加者の方々からなぜこの会に参加したのかを自己紹介とともにお話頂きました。






今回、身近なお身内を最近亡くされたり、介護されたり、同僚を亡くされたり、3.11でご親戚が被災されたりという方がいらっしゃって、「終活」「入棺」に対して真剣な気持ちで参加されている方が多くいらっしゃって、いつも以上に真面目な時間となりました。

その後、エコフィンラボの田畠さんから、現在の日本の葬儀の現状や、いかに葬儀が環境に負荷をかけているか、どうしてエコフィンを提案しているのかなどを分かりやすくご説明いただきました。


説明が終わった後は各人3分間ずつの入棺体験です。
少し入るのを躊躇された方、中に入ったら息を止めていた方など、皆さんそれぞれが何かを感じながら3分という時間を真っ暗な棺の中で過ごしました。







全員が入棺したあと、感想などをシェアしたのですが、皆さん感じたことが違っていて新たな気付きがあったりと、皆さん充実した時間を過ごされたようです。

今回、最後の集合写真を撮るのを忘れてしまったのが、心残りです^^;


最後に、参加者の皆さんからの感想を。

  • 暗い重い雰囲気はまったくなく、明るい雰囲気の会場とメンバーでした。楽しかったです。
  • 入棺そのものはとても不思議な感覚だったことを覚えています。それも、「楽しい」感じの、自分が解放されたような。滅多にできないことなので、多くの方に参加してもらいたいなぁとも思いました。
    で、
    1.生前から終活を行っていくことはいざという時、慌てないで済むので、看取る人がいたらやるほうがいい
    2.人様のために日々を尽くそう
    3.毎日を丁寧に生きよう
    という想いをとても強く持ちました。
  • 完全に閉められた後、外側から聞こえてくる会話に参加したくてもできない! もどかしさと切なさを感じました。
    「千の風になって」の歌詞の心境を痛感!「私のお墓の前で泣かないでください。私も悲しくなりますから、、、。」 ホント、聞こえてくる会話が悲しい会話よりも、個人を偲んで、楽しい思い出の会話中心になっていて欲しいと思いました。
  • 「ああ、コレがあの世の世界なのか、、、。」と思いました。
    たった3分間でしたが、なかなかできない体験でした。
    ありがとうございました。
  • たくさんの気づきとさまざまな貴重なご意見を得ることができました。
    ありがとうございました。
  • なかなか経験できない事を経験でき死と生を見直すことができました。 ありがとうございました。
  • 入棺して、外の方の話し声が聞こえた時、かここにいる人はたとえ話が聞こえても仲間に入ることはできないことが判ったとき、何とも言えない気持ちになりました。
    そして、棺の周りではみんなで楽しい話をして聞かせてあげたいと思いました。
来月も開催予定なので、ご興味ある方はぜひお気軽にご参加下さい(^^)

2013年11月1日金曜日

第8回入棺体験会良い時間でした

10月29日、少し冷え込んだ夜に第8回入棺体験会を実施しました。

今回の参加者は、女性4名、男性3名の計7名。
定刻には皆さん集合して、ビールとおつまみを食べながら、まずは私からなぜこの会を催しているかを少しお話しました。


そのあと、お一方ずつ自己紹介を兼ねて、なぜこのイベントに参加したのかなどを語って頂きました。



エコフィンラボの田畠さんから、現在の葬儀がいかに環境に負荷をかけているか、皆さんがこれから入る「エコフィンiS」はどうして出てきたのか、などなどを紙芝居形式でお話いただきました。


いよいよ入棺です。
お一人3分間、いろいろな思いを持ちながら入棺しました。








皆さんが入棺後は、感想や思いなどをお一方ずつお話いただいたり、ディスカッションを行いました。
今回、すごく良い雰囲気で、ディスカッションも盛り上がりました。

最後に恒例の集合写真をパチリ。


有志6名とともに行った懇親会もいろいろな話題で盛り上がりました。




皆さんすごくご満足頂けたとの事でした。
これからも地味に継続して行きたいと思います。

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追記 参加者の皆さんから感想を頂いたので、追記します。
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  • 数年後、もう一度入ってみたいです。もう少し、ゆっくり入ってみたいです。誰もいない場所で入ったらどう感じるのか体験してみたいです。
  • 棺にはいり真っ暗でしたが、死へのイメージがわかなかったのでまだまだ死がリアルになるまでなんども入らないとダメだなぁと思いました。
  • 思った以上に、すごい体験でした!日頃から、生き方や人生について考えてはいたけど、さらにいろんなことを考えさせられる体験会でした。参加された皆さんの意見も聞けて良かったです。
  • 興味半分で参加しましたが、「生き方」と「逝き方」を考える良いキッカケになりました。特に、入棺体験はまず生前にできる体験とは思っていなかったので、「ああ、ここに入る時には、好きで堪らないこと、やりたくて仕方なかったことが思う存分できて、いい人生だったなぁ…と言いたいものだ。」という思いを強くしました。あと、日本の火葬を義務付けた法制度が、こんなにもエコではないことを初めて知りました。これから機会を捉まえては他の人にも教えてあげたい、と思いました。
  • お棺に入るだけではなくて、普段まったく気づかない火葬の環境問題についても学べたのがよかったです。お棺も環境に配慮された形で作られていて、意外と中はあたたかくて段ボールのいい香りがして居心地が良かったです。(人数の関係もあるのでしょうが、少し長く入っていたかったです(10分くらい)。)今回のような形式もフレンドリーでいいのですが、もう少し規模を大きくすることができたら、他の葬儀会社がやっているように斎場で祭壇風なイベントにしてもいいかもしれません。
  • ①どのような方々とご一緒できるのかが、楽しみだった。→ご葬儀に関する色々な体験や実感をお持ちの参加者が集まって、お話を互いにシェア出来たことが良かった。参加者によって、イベントの質や持ち帰れるものが違ってくると思うので、私が参加させていただいた第8回目は、初参加ながらも良い体験会になったのではないかと思った。坂部さんやエコフィンさんのご尽力の賜物だと思う。
  • ②段ボール製の棺に興味があった。→あの棺一つとっても、背景にはとても根深い問題があることを初めて知り、目から鱗が何枚も落ちた。エコフィンの田畠さんのプレゼンに聞き入った。
  • ③自身の最期の最期に、一度しか本番を体験できないライフイベントを、「予行演習」(?)的に体験することで、客観的な視点を持ちたいと思った。→「故人を偲ぶ」ご葬儀、「自分の生き様と逝き方」の最後の表現のご葬儀、新たな発見があった。最期に向けての生き方、自分の人生、どうやってデザインしようかなぁなんてちょっとワクワクな思いさえする。周囲の友人・知人にも、私の言葉を通じてこの体験会のこと、棺のことを、知ってもらいたいと思う。
  • 自分を見つめ直し、自分ならこんな葬儀をしてほしい(自分の場合は賑やかに、家族や友人の声が聞こえる雰囲気)といったことを考える時間が持てたことがとても良かったです。また、エコな会社を知ることができて大きな収穫でした。
参加者の皆さん、ご協力ありがとうございました。